「TANNUKIというカルチャーが表現された空間だった。そこに自分が関われたことが嬉しかった」

運営メンバーの一人がSNSに書いてくれた言葉です。とても印象に残って、とても嬉しい言葉でした。

まずはご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。皆さんが作り出す雰囲気、一体感こそがイベントのベースとなりました。来場してくれて、良い空気を生み出してくれて本当に有難うございました。ランナーの方達がやはり多かったですが、ランナーではない何人かからは、ランナーって気持ちのいいひとたちなのですね、というような感想が聞こえてきました。ランナーっていいよね、という事をわかってもらえてとても嬉しいです。そんな風に思わせてくれてとても感謝しています。

運営チームでは、まずＭＣと音響周りのメンバーが良い流れを作ってくれました。とても忙しかったと思います。でもその流れのおかげで方向感が定まりました。

また。このレポートにもつながりますが、思い出をしっかりと刻み込む意味で、スチールとムービーの担当メンバーにも大感謝です。

運営全般のボラメンバーにももちろん感謝しています。笑顔で進んで動いてくれて。皆さんなしにはタヌキ祭りの開催はできませんでした。

そして同じ方を向いて、色々と準備してくれて、一緒に走ってくれた出店者の皆さん、大変光栄でした。

今回タヌキ祭りにおいて３つのイベントを行いました。

まずはグループランニング。昨年の70人規模の参加から倍増となる150人規模の皆さんと一緒に町田界隈を走ることが出来ました。恩田川から芹ケ谷公園に抜けるコースは、地元の皆さんにはなじみ深いコースで、町田の良い部分を見てもらえたとの声がありました。ボランティアのグループリーダー達のおかげで、また参加者の積極的な姿勢に助けられて、大人数にもかかわらず大きな混乱なくランを楽しむことができました。私は最終ランナーとして参加していたのですが、ゴールのシバヒロ会場につくと、どうやって始まったのかわかりませんが、参加者全員によるハイタッチループが出来上がっていました。とても感激しました。笑顔のランナー150人とハイタッチできたことで、その時点では気が早いですが既にイベントが成功したと思えた瞬間でした。事前の計画なしのハイタッチ、始めてくれてありがとうございました。

次のイベントは親子/キッズレースです。会場のど真ん中を折り返す形のレースコースとしましたが、周りの大人たちが本当に良い感じで盛り上げてくれました。ＭＣが出場者の名前をコールしてくれて、はにかみながら小さな子供たちが会釈してくれたり、恥ずかしくて下を向いてしまったり。お父さんやお母さんが、とても楽しそうに、時にとても心配そうに一緒に芝生を駆けて、ゴール後は誇らしげで。素晴らしい光景でした。親子レースではレースのデビュー戦となったチームもたくさんあったようです。芝生を一緒に走る、周りでみんなが応援する、本当に素敵な空間でした。赤ちゃん連れの方など、来年はぜひ出走したいという声もたくさん聞くことができました。

最後のイベントはタヌキ大学特別講義です。パーゴワークス代表の斎藤さんとライターのエマさんが小粋な講義をしてくれました。屋外のスペースで決して良い環境ではないなか、準備もしっかりとしてくれて講義に臨んでくれました。参加者の皆さんが真剣にメモを取る姿など、とても印象的でした。

振り返ってみて、仲間として一緒にイベントを作り上げたみんなから特に感じたのは率先力です。出店者の皆さんは、頼まれてもいないのに、何かイベント用にオリジナルのものを作ったら面白いのではという構えで色々なアイデアを生み出して具現化してくれました。とてもポジティブです。アイデアを出して、具現化する。とてもクリエイティブな行為で、それが差異を生み出しました。

ボランティアのメンバーも率先力を発揮してくれました。それぞれに担当分けをして臨んだのですが、担当するパートにおいて、強いリーダーシップを発揮してくれました。親子/キッズレースではレースディレクターとして、タヌキ大学では大学の理事長として、事前の準備からイベント中の臨機応変な取り回しまで、本当に率先して物事にあたってくれました。

世の中では、とかく責任を取る場面を避けるために、誰かの指示を待つ、というような風潮が強くなっているように感じますが、私たちのタヌキチームにおいては、本当に真逆で、率先して物事を面白くする、という気概を強く感じました。もしそういうものがあるとすれば、この価値こそがタヌキが作り出すカルチャーの大きな柱として機能しているのではと思わせてくれました。

改めまして、関係者の皆さんとご来場いただいた皆さん、一緒に作り上げてくれて、嬉しかったです。楽しかったです。どうもありがとう。