TANNUKIは佐俣明香莉選手のサポートをいたします
スカイランナー 佐俣明香莉さん
TANNUKIは2023年より新たに佐俣明香莉選手のサポートをいたします。
佐俣さんは一見競技者に見えないような穏やかな雰囲気を持った人です、でも実は心の奥には勝負に勝ちたい、という強い気持ちも持っています。その気持ちと共に今もスカイランニングの世界で走り続けています。2023年のユース世界選手権では日本代表としてイタリアでの大会に出場し、U23のバーティカル種目で8位、スカイ種目で11位の成績を収めています。
佐俣さんは小学校5年生の時に、学校の代表となって初めての市内陸上競技大会に出場します。「5年生でハードルとリレーに出て、6年生で長距離、その時の長距離は1000メートルなのですけれど、その種目に出ました」「埼玉県越谷市の30校が参加する大会で、その1000メートルで、運よくいきなり優勝できました」そこから走ることが得意だと意識するようになり、普段からも走り始めるようになります。「人より少しできることがわかって、それをどんどん伸ばしたくて、そして走ること自体も好きになっていきました」
中学では陸上部に、高校では駅伝部に所属し、長距離競技を続けますが、常に怪我がつきまとい、なかなか満足にレースに出場することはできなかったとのことです。
そして東海大学に進学後、スカイランニングに出会います。
「大学陸上部を退部してしまいましたが、参加したサークルにいた先輩がスカイランニングのユース代表だったことで競技を知るようになりました」「レース動画を見て、『かっこよすぎる!』と思い、競技にのめり込んでいくようになりました」
実は、進学する高校を考えている際の高校生との合同合宿において、御嶽の麓の坂の練習では中学女子の目標距離を超えても問題なく走れた、という経験があったそうです。そこで上りに強い適性を感じたところもスカイ/トレイルランニングとの出会いに繋がっているのかもしれません。
スカイランニングとの出会いから3年、今が心身ともに一番良い状態と言えるとのこと。「やはり自然の力が大きくて、山を走ることがとてもポジティブな影響を自分に与えていることを実感しています」
まずは競技者としてレースで結果を出すことを目指しながら、将来はスカイ/トレイルランニングについてもっと学び、山と走ることを研究して伝える人になりたいと話してくれました。
「アスリートとして活動しながら健康も両立できるような、心も健康にしていけるような側面がスカイ/トレイルランニングにはある。競技を引退した人も受け止めることができる、メンタルヘルスの面でも可能性と魅力のあるこのスポーツに将来も貢献していきたいと思っています」
スカイ/トレイルランニングというスポーツを心から愛しているとのこと。
「もし二度と走れなくなる、みたいなことになったとしても、この世界に山があって、ランナーがいて、という状況があれば、同じ希望で生きていける、というくらい、山やランナーに対して強い思い入れがあります」
走ることとは?という問いにはこんな風に答えてくれました
「走ることは呼吸のようです。自分自身の身体の健康、心の健康、全部を保つことに必要なことと思っています」
佐俣さんは、海外への挑戦意欲も高く、本場で学び、それを日本の独自性と融合させ昇華させたいという意識を持ちます。栄養学を学んだり、チームにどのように貢献できるか考えたり、様々なことに好奇心を持って取り組んでいる、これからのスカイ/トレイルランニング界に必要な人です。TANNUKIはそんな佐俣さんをサポートできることを大変嬉しく思います。ぜひ佐俣選手を応援いただければと思います。
Profile
佐俣明香莉さん
スカイランニング世界選手権ユース日本代表 スカイランニングアジア選手権日本代表 スカイランニングユースジャパンチームコーチ 2000年生まれ 埼玉県出身 埼玉栄高校から東海大学へ進学 大学でスカイランニングに転向